日本のテニスプレーヤー「大坂なおみ」選手が、2021年全仏オープンを棄権することになりましたね。
それに対して、全仏オープンの主催者であるフランステニス連盟の会長「ジル・モレトン」は、声明文をあげたものの会見はしませんでした。
日本国内のみならず海外でも、ジル・モレトン会長に対して「偽善者」などの厳しい声が上がっています。
そもそも、ジル・モレトン会長ってどんな人なのでしょうか?
そして今回、何故会見をボイコットしたのか?
全仏の主催者である、フランステニス連盟の会長「ジル・モレトン」について調べてみました!
全仏会長「ジル・モレトン」ってどんな人?
全仏の主催者である、フランステニス連盟の会長「ジル・モレトン」は、元テニスプレーヤーです。
まずは、プロフィールをご紹介します。
- 名前:Gilles Moretton (ジル・モレトン)
- 生年月日:1958年2月10日
- 出身地:フランス リヨン
- 身長:191センチ
- ダブルス最高位:55位(1984年1月2日)
- シングルス最高位:80位(1982年1月4日)
1970年代〜1980年代にかけて、フランスのプロテニスプレーヤーとして活躍しています。
2021年現在、すでに63歳のジル・モレトン会長。
それにしても、身長191センチとは、かなりの長身!
プレーヤー時代のジル・モレトン会長は、こんな感じでした。
出典元・tekdeeps
確かに当時から長身な感じですね。
全仏会長「ジル・モレトン」の経歴にバスケットボールクラブ会長?
現在、全仏の主催者である、フランステニス連盟の会長をしている「ジル・モレトン」。
なぜか2001年から、フランスのバスケットボールチーム「ASVEL」の会長を務めていました。
なぜ、バスケットボール?と思いますよね。
出典元:Le Progres
このバスケットチームは、ジル・モルトン会長の地元「リヨン」のチームで、2014年まで13年間もこのチームの会長を務めます。
これに対して、ジル・モルトン会長のwikipedia上にも「Lacks empathy.(共感できない)」と一言書いてありました。
その後、2018年1月フランステニスの「AURA」の会長となります。
Bravo Gilles Moretton & les candidats d’Avantages Clubs qui remportent la Ligue AURA (Auvergne-Rhône-Alpes) de Tennis 🎾 🎉👍Sévère défaite de Stephan Post, vice-président de la #FFT Les clubs ont choisi le renouveau ! @alexisgramblat avait ouvert la voie @Lauwette77 @jmgillet pic.twitter.com/GTq4cNkf5F
— Fiat Lux (@FranLaREM) January 20, 2018
なぜ、バスケットボールの会長に選ばれたのかが、不思議でなりません。
「ジル・モレトン」全仏会長に就任したばっかり!
実はジル・モルトンが、全仏の主催者であるフランステニス連盟の会長に就任したのは、つい最近!
2021年2月14日に公表されています。
Gilles Moretton, nouveau président de la FFT : “Je n’ai pas encore digéré, je suis encore dans le ‘match’, qui a été assez long. Je remercie la famille du tennis. Le score manifeste une adhésion à ce que nous représentons et ce que j’incarne.” pic.twitter.com/1tuuQUQyo7
— Tennis Magazine (@TennisMagazine1) February 13, 2021
会長は投票で選ばれ、
- ジル・モレトン会長:61.2%
- ベルナルド・ジウディセリ前会長:38.8%
で勝利しました!
全仏モレトン会長が大坂なおみの件で会見をボイコットした理由は?
まずは、経緯を整理しましょう。
日本のテニスプレーヤー「大坂なおみ」選手が、2021年の全仏オープンでは記者会見に応じない表明をしました。
それに対し、ジル・モレトン会長は、このようにかなり否定的なコメントを発表。
「これは大きな間違いだ。個人的には彼女の意見は受け入れられない。罰則や罰金について我々は法律やルールを遵守する」
出典元:The Tennis Daily
その3日後に、大坂なおみ選手は、全仏オープンを2回戦以降棄権すると発表します。
すると、それに対してジル・モレトン会長は、
モレトン会長は大坂の棄権について「残念。一刻も早く良くなり、回復することを祈っている。来年の大会で会えることを楽しみにしている」などと話した。しかし、欧米メディアによると、声明文は事前に用意されたもの。モレトン会長は紙に書かれた文を読みあげた後、記者の質問に応じず、すぐに退席してしまった。
出典元:東スポweb
心ないコメントの上に、書かれたものを読んだだけの声明文。
更には、記者の質問に応じずすぐに退席!
これには、海外からもかなり非難の声が上がっています!
大坂なおみが会見拒否に罰金はなぜ?理由は?過去にも同じ事があった!
全仏モレトン会長が会見をボイコットした理由
ここまで、ジル・モレトン会長の経歴を見てきましたが、テニスに関わらずチームの会長などをずっと務めています。
それは、2001年から継続的にではありませんが、20年という長い間「会長職」に就いています。
そういった点から、
- 問題があったらとりあえず謝罪することには慣れてしまっている
- 余計な発言をすると火に油を注ぐのですぐに退席した
- フランステニス連盟会長に就任仕立てで事の重大さをあまり理解していない?
という理由事が考察されます。
実際に、モレトン会長が会見をボイコットした理由は明らかになっていませんが、もっと誠意ある対応が見たかったのは確かですね。
全仏会長「ジル・モレトン」のまとめ
全仏の主催者である、フランステニス連盟の会長「ジル・モレトン」について調べてみました!
- フランスの元テニスプレイヤー
- バスケットボールチームの会長を務めた
- フランステニス連盟の会長に就任したのは2021年2月
という、かなり異色な会長でした!
現在は、フランステニス連盟会長に就任したばかりなので、ひとまず今後の活躍に期待しましょう。