ビッグボス新庄監督が誕生して話題になっていますね!
新庄剛志さんの現役時代にはたくさんの伝説があり、その裏にはかなり「いい話」が隠れています。
有名な7,500円のグローブから野村監督との秘話まで。
新庄剛志さんのいい話を、厳選して7つご紹介していきます!
新庄剛志のいい話①17年間使い続けた7500円のグローブ
新庄剛志さんのいい話、1つ目はとっても有名なグローブの話です。
新庄剛志さんは、1990年に阪神タイガースに入団してから2006年の引退まで17年間、7500円で買った1つのグローブを使い続けてきました。
阪神タイガースからメジャーリーグ、そして日本ハムでの引退までずっとです。
2006年10月27日の引退会見の時には、使い続けたグローブを前に、こう言いました。
「タイガース1年目の初めての給料で、7500円で買った。17年間いっしょに過ごしてきたこいつが『もうプレーできない。限界』と言っていました」
引用元:Yahoo!ニュース
練習の時には違うグローブを使用したりしましたが、試合は全てこのグローブで戦ってきました。
このグローブをしっかりと手入れしてきたのは、新庄剛志さんの父「英敏さん」の教えを守ってきたらなんです。
新庄剛志さんの父の、「商売道具は大事にしろ」という教えを引退までしっかりと守りました。
このグローブは、新庄剛志さんの父「英敏さん」が2011年に亡くなった時に、棺桶に入れて見送りました。
1つのものを17年間使い続けることはなかなか難しそうですが、愛情を持って手入れを怠らなかったということですよね。
現役時代は、派手なお金の使い方をしていたようですが、グローブは大切に使い続けたのが凄いですね!
新庄剛志のいい話②現役時代のパフォーマンス「新庄劇場」
新庄剛志さんは、現役時代にたくさんのパフォーマンスをしてファンを喜ばせてきました。
それらを総称して「新庄劇場」と呼ばれています。
有名なのは、マスクパフォーマンス。
ゴレンジャーマスクをかぶってシートノックに出ました。
ある時は5人全員が新庄剛志というマスク!
外野3人がグローブを乗せたこんな姿は、ファンの間では定着していましたよね。
ある時は、札幌ドームの天井から登場したりと、色々な演出をしてきました。
これって、全て「自分が目立ちたい!」というように見られがちですが、本当は「ファンに喜んでもらいたい」一心でした。
どうしたらファンが喜んでくれるか、そしてチームの雰囲気を変えられるかという思いからの行動でした。
その結果、こんな風に「感謝」を感じているファンもたくさん居るわけですね。
幼少期に見たヒーローとかヒロインて、自分の中にずっと大人になるまで残っていたりしますよね。
本当に素敵な、いい話です。
プレーでもたくさん魅せてくれた新庄さんですが、楽しいパフォーマンスで記憶に残るものをたくさん届けてくれました!
マスクパフォーマンスは、ゴレンジャーや5人の新庄だけじゃなかった!
現役時代のマスクパフォーマンスや、新庄の凄技を全てチェック↓
新庄剛志のいい話③Tシャツに書かれたメッセージ
2021年夏の全国高校野球選手権で、福岡の西日本短期大学附属高等学校が甲子園に出場しました!
西日本短大附属高校は、新庄剛選手の母校です。
甲子園出場を知り、新庄剛志さんは母校の野球部にオリジナルTシャツを送りました!
そのTシャツに書かれたメッセージが、とっても良い!
Tシャツには、「勝ち負けよりも甲子園での野球をちかっぱ楽しんで暴れてきんしゃい!!」とあります。
「ちかっぱ」は福岡の方言で「とても」という意味です。
野球を楽しんでほしいというメッセージを送った新庄剛志さん。
Tシャツは黒と赤の2種類を100枚ずつ、合計200枚送ったそうです。
選手たちは大喜び!
やっぱり素敵ですね!
ちなみに、高校時代の新庄さん。
野球を楽しんでそうな、良い顔をしてますねー!
現役時代ではなくても、新庄さんにはいい話がでてきますね。
新庄剛志のいい話④野村監督への追悼文
2020年2月11日に、84歳で野村克也さんが亡くなりました。
その時に、新庄剛志さんはSNSで追悼文を投稿。
その内容が、とても感動的でした!
以下、新庄剛志さんから野村克也さんへの追悼文全文です↓
「お前は苦らしいくらい可愛いな」とか、野村さんにベルサーチをすすめたら、ずっとベルサーチを着続けてくれるなど、新庄さんがとても可愛がられていたことがわかります。
厳しいイメージの野村監督でしたが、新庄さんにはとても自由に野球をやらせていて、かなり可能性を感じていたようですね。
一番最後に追加されているコメント、「みんな泣くな 悲しむな ノムさんは楽しんで人生過ごしてる人間が大好きだったよ!!」
これが本当に良い言葉ですよね。
新庄剛志さんのこのコメントを見ただけで、野村監督ととても良い関係だったことを感じさせますね。
本当に素敵でいい話!
新庄剛志のいい話⑤ピッチャーに抜擢された
1998年から二刀流を目指してピッチャーにも抜擢された新庄剛志さん。
現在の大谷翔平選手の二刀流活躍の先駆けですよね。
この投手挑戦にも、野村監督が関わっていました。
阪神時代の、新庄剛志さんのピッチングをご覧ください。
外野から鮮やかなレーザービームを放つ新庄さんだからこそ、こんな風に上手くピッチングできてしまうわけですね。
野村監督の狙いは、
- 新庄の強肩がどこまでいくのが試してみたい
- 打撃に生かせるような投手心理を理解してほしい
という点でした。
最終的に、左膝を痛めて断念しますが、急速の最高は145kmまで出ています!
野村監督がここまでさせたのは、新庄に相当な可能性を感じていたからですね。
肩はあのイチローよりも強いと、ノムさんは感じていたようです。
強肩でたくさんの可能性を秘めた新庄に、野村監督は色々と挑戦させたかったけど、ファンからは賛否両論。
でも、あの名将の野村監督にそこまで思われた新庄剛志さんというのは、本当に凄い選手だったんですよね!
本当に凄くて現実離れしていますが、いい話ですよね。
なかなか現実では起こらないような話です。
新庄剛志のいい話⑥敬遠球を打っちゃったスゴ技
新庄剛志さんが敬遠球打っちゃったスゴ技でありいい話、これも有名ですよね。
この話は、ただ目立ちたいだけではない、新庄さんの野球への根性が感じられる伝説です!
1999年6月12日の阪神対巨人の試合。
延長12回裏、1アウト1・3塁という阪神のサヨナラチャンスで、バッターが新庄さんという状況
ここで、ジャイアンツバッテリーは敬遠を選びました。
はい、その敬遠球を打っちゃいました!
見事に阪神はサヨナラ勝ち!
でも、これは新庄さんの中では計画されていたものでした。
この前の広島戦でも敬遠された新庄さんは、「次敬遠されたら打ちまーす!」と、当時の打撃コーチ(柏原コーチ)に宣言していました!
そしてジャイアンツ戦。
- 新庄の打席で敬遠となった
- 新庄から柏原コーチに打ちたいというサインを送る
- 柏原コーチから野村監督へ伝えられる
- 野村監督は「目立ちたがり屋が…」とぼやきつつGOサインを出す
といった流れで、この敬遠球から逆転サヨナラ勝利となりました!
無茶苦茶やってるイメージですが、ちゃんと根回ししているしチームでも理解されているのがよくわかりますよね!
ちなみに、この時の打撃コーチ「柏原純一」さんも選手時代には敬遠球をホームランにした凄い選手だったんです。
新庄さんに敬遠球を打たせたのもなるほどといった感じですよね!
新庄剛志のいい話⑦森本稀哲を引き上げた伝説
元日本ハムファイターズの選手「森本稀哲(もりもとひちょり)」さん。
新庄さんと一緒にチームでプレーしたことで、大きく変わったという過去があります。
新庄監督となった就任会見でも、森本稀哲さんについても話していましたね。
「最初ひちょりは、バッティングコーチから『ひちょり、こうやって打てよ』と言われて『はぁ?結局打ちゃーいいんでしょ』っていう性格だったんですよ。これじゃだめだと。『おいひちょり、来い』と。プライベートから一緒に住んでして人間性を変えて生活をさせて。そうしたらレギュラーをとり、気づけば1億円プレーヤーになって、今では素晴らしい大人になってると思うので。そういうところを変えていたらいいなと思います」
引用元:Yahoo!ニュース
森本稀哲さんと一緒に住んで、一から新庄イズムを叩き込んだみたいですね。
当時の日本ハムファイターズのチームの雰囲気はあまりよくなかったのですが、新庄さんがメンバーを巻き込んでパフォーマンスを続けたことで、ファンもチームも元気になっていきます。
そして、1軍でなかなか打てなかった森本稀哲さんも、ある時をきっかけにスタメン定着となりました!
新庄さんの好きな言葉、「努力は一生 本番は一回 チャンスは一瞬」。
この一瞬のチャンスを森本稀哲さんが掴めるところまで来たのも、新庄さんあってのことでした!
最終的には、森本稀哲さんも1億円プレーヤーになりましたからね。
本当に素敵でいい話です!
ちなみに、気になる新庄監督の年俸もチェックしておきましょう↓
新庄剛志のいい話番外編-鉛筆で1000万円伝説
これは、新庄さんのいい話というよりも、本当に伝説といえる話です。
新庄剛志さんが「クイズミリオネア」に出演した時のこと。
あと1問正解すれば1000万円というところで、なんと鉛筆を転がしてのぞみました。
そして見事に1000万円獲得!
1000万円獲得も凄いですが、途中でみのもんたさんに、
「今のガッツポーズはなんだったの?」
と聞かれて、
「一応盛り上げようかなっと思って」
という新庄剛志さん。
新庄さんは、野球だけではなく絵もうまいという多才な人だった!
どこまでもファンを喜ばせてくれる人ですよね!