2021年のグランプリシリーズでシニアデビューを果たした、ロシアの女子フィギュアスケーター「カミラ・ワリエワ(Kamila VALIEVA)」選手。
ワリエワ選手の有名な異名といえば「絶望」ですが、実際は悪い意味ではありません。
ただ、鬼コーチ「エテリ」の影響でワリエワ選手の将来が本当に「絶望」かもしれないのです。
まさかの北京五輪で引退説?
ということで、ワリエワ選手の将来が絶望的になってしまいそうな状況と、メダリストを量産してきた鬼コーチについてご紹介していきます。
「絶望」の異名を持つワリエワの将来が絶望的!
「絶望」という異名を持つロシアの女子フィギュアスケーター「カミラ・ワリエワ(Kamila VALIEVA)」選手。
ワリエワ選手はジュニアで散々活躍し、2021年グランプリシーズのシニアデビュー戦では265点の世界最高得点を叩き出しました。
まだ15歳という若さで将来の活躍が楽しみなずなのに、実際には将来が絶望的かもしれないのです!
ロシアの女子選手を近年見ていて、本当に技術も芸術も異次元の素晴らしさでこれにどう対抗しろと?と思ってしまう
— るこりな⛸🐾💗 (@rucolina1207) October 11, 2020
今日もワリエワ選手が凄すぎて、絶望とは良く言ったものだと思いました
でも、やっぱり最近ロシアは選手生命短か過ぎ
長期に渡ってトップでいる事は本当に難しくなってる
それは、ワリエワ選手のコーチに理由があります。
ワリエワ選手のコーチが今まで育ててきた選手は、選手生命が短かい人ばかりだったからです!
ワリエワ選手といえば、「絶望」という異名を持ちますが、ワリエワ選手が絶望なのではなく「ライバル選手に絶望を与える」という意味があります。
ですが、ワリエワ選手の将来については、コーチのおかげで本当に「絶望的」になってしまいそうです。
ワリエワのジャンプや柔軟性が絶望を与える
ワリエワ選手が「絶望」と称される理由は、ジャンプだけではなくスケーティング技術や柔軟性もすごくて太刀打ちできないため、ライバル選手を絶望させてしまうからです!
ちなみに、この「絶望」と称しているのは日本だけですね。
演技を見れば一目瞭然ですが、
- 4回転ジャンプ2種類を3本
- 更に両手を上げてジャンプ
- 長い脚を綺麗に伸ばせる柔軟性
などなど、とにかく1つずつのクオリティも高く、ライバルたちを圧倒して「絶望」させる強さです!
出来栄え点(GOE)については、2点・3点台もまだまだ多く、4点5点を出し始めたら更にスコアが伸びていきます。
本当に驚異的で、ライバル選手たちは絶望するしかなくなってしまいますね。
ワリエワの鬼コーチはメダリスト量産のエテリ!
現在大活躍のワリエワ選手、コーチは世界的にも有名な「エテリ・トゥトベリーゼ」コーチ!
- 名前:エテリ・ゲオルギエヴナ・トゥトベリーゼ
- 生年月日:1974年2月24日
- 出身地:ロシア
エテリコーチは現役時代もともとフィギュアスケートシングルの選手で、その後アイスダンスに転向しています。
ロシアの「選手製造工場」の総監督として指揮するエテリ・トゥトベリーゼ
引用元:Sportiva
ワリエワ選手=絶望
というように、
エテリコーチ=ロシアの「選手製造工場」の総監督
と言われるほどの鬼コーチです!
また、たくさんの女王を排出することから「女王請負人」や「鉄の女」とも言われます。
実際にどんなコーチなのか見ていきましょう!
エテリが育てたメダリストたちの引退の早さ
2018年の平昌オリンピックで金メダルを獲得した、アリーナ・ザギトワ選手は、エテリ・トゥトベリーゼがコーチです。
当時15歳でしたが、その美しさと強さが話題になりましたよね。
ザギトワ選手はその後、2019年には活動停止。
2021年現在まだ19歳ですが、すでに2022年の北京オリンピックの候補外となっています。
ザギトワ選手の今後の復帰は絶望的ではないかと、現地では報道されています。
同じく2018年の平昌オリンピックで銀メダルを獲得した、エフゲニア・メドベージェワ選手もエテリ・トゥトベリーゼがコーチです。
当時17歳で、平昌オリンピックの女子シングルでは金メダル候補でした。
残念ながらザギトワ選手に敗れますが、とても期待されてきた選手です。
現在22歳のメドベージェワ選手ですが、2021年は競技から離れています。
YouTubeチャンネルの「FAMETIME TV」でのインタビューで「私には五輪選考に参加する資格がない。今季は確実に出ない」と明言した。
引用元:Yahoo!ニュース
新型コロナ感染や体調の問題もありますが、復活の道は未だ見えない状況です。
2014年のソチオリンピックで団体金メダルに貢献したユリア・リプニツカヤ選手も、エテリ・トゥトベリーゼがコーチでした。
ソチオリンピック当時、15歳8カ月だったリプニツカヤ選手は、女子フィギュアの冬季オリンピック史上最年少金メダリストでした!
リプニツカヤ選手も圧倒的な上手さが印象的でしたよね!
常にノーミスを目指して練習してきた、かなりストイックな選手でしたが、2017年に17歳という若さでに拒食症を理由に引退してしまっています。
拒食症は21世紀の病気です。とてもよく起こる問題です。残念なことですが、みんながみんな、それを克服できるわけではないんです。拒食症についてオープンに話せば、こんなふうにはならないだろうと思いました。
引用元:HUFFPOST
拒食症について原因ははっきりと明かしていませんが、だいぶ長い間苦しんだようです。
いやー、本当に引退が早すぎますよね。
確かにフィギュアスケートは、シニアに上がって活躍できる長さは比較的短いですが、それにしてもエテリコーチの育成選手は短く感じますね。
他にも、ジュニアで大活躍だったアレクサンドラ・トゥルソワ選手など、エテリコーチはたくさんの優秀な選手を育ててきました!
エテリの厳しすぎる練習内容は?
そんな優秀な選手たちを量産するためには、鬼コーチの厳しい練習が必須ですよね!
エテリコーチは高い指導力の反面、10代前半から活躍してその後伸び悩むという点もあり賛否両論なんですね。
エテリコーチがどんな厳しいトレーニングをしているかというと、
- 午前・午後それぞれ1時間半ずつ休みなく滑り続ける
- 100グラムの体重に神経を使うほどの体重制限
- 摂食障害に陥るほどの食事制限
- クラブを「工場」・選手を「原材料」と表現したサイクル
- 練習は150%、本番は110%というストイックさ
エテリコーチの練習は、世界的にも厳しいと有名ですが、食事や体重制限についても超厳しい!
例えば、食事は1日サラダだけにするほど気を使ったり、のどを乾いて水を飲もうとしながらも、水を飲み込まずに捨てたり。
こういった練習からか、摂食障害に悩む選手も多くいます。
フィギュアスケートは、元々練習や体重・食事制限が厳しいですが、そこを軽く上回っていますよね!
更には、思春期をすぎたスケーターの指導力不足で、若い女王が次々と出てはその後に伸び悩みます。
確かに賛否両論ですねー。
ちなみに、1事だけフォローをするとすれば、「エテリが厳しいのはスケートを愛しているから」ということですね。
現在活躍しているワリエワ選手も、
大国ロシアで実力を示す14歳は、師事する名伯楽エテリ・トゥトベリーゼ氏(いずれもロシア)について「彼女は熱狂的にフィギュアスケートを愛しています」などとその素顔を語った
引用元:THE ANSWER
そう言って、エテリコーチの練習に付いていっているのは、やはり女王になるためなんですよね。
でもやっぱり、選手に身体は壊してほしくないです。
【絶望】ワリエワの選手生命は北京五輪で引退?
ワリエワ選手の選手生命ですが、どうやら北京オリンピック後に引退を心配する声が多いようです!
シェルコスが続けてなさそうなのと、ワリエワも順当にオリンピック金とってしまったら一発引退もありそう
— Raru (@lip7866) November 13, 2021
何より6人ともさしてフィギュアスケートにキャリア全振りするつもりがなさそうなのがね(良いことですよこれは)
そうなんです。
ワリエワ選手が北京オリンピックで金メダルをとったら引退がありえそう…
そして、金メダルの確率はかなり高そうですよね。
ワリエワ五輪金とったら引退近づいてまうのでやめてくださいでもとってください
— ぽぽ (@popomi0) October 11, 2021
北京オリンピックではワリエワ選手の活躍がやはり楽しみです。
ワリエワ現地でみたいなー🥺もし北京で金メダルとったら、もう引退しちゃうのかなー💦
— ちはる (@chiharu2122) September 11, 2021
やっぱり、今までの流れからいってもワリエワ選手が金メダルとったら引退を心配するファンが多数!
ワリエワ選手のような才能にあふれた人が引退してしまうのは、ファンにとって本当の意味で「絶望」ですよね。
同じく北京オリンピックで活躍が期待されている、日本のスケーターもチェック↓
ワリエワのプロフイール&ワリエワの将来が絶望的のもとめ
- 名前:カミラ・ワリエワ(Kamila VALIEVA)
- 生年月日:2006年4月26日
- 出身地:ロシア カザン
- スケート歴:2009年〜
これから大きく活躍が期待されるワリエワ選手の将来について、このまま行ったら将来が絶望的という状況をご紹介してきました。
入れ替わりの早いロシア選手の中、ワリエワのような選手の演技は少しでも長く見ていたいですよね。
フィギュアスケートファンが本当に絶望しないことを願います。